JUNE 30, 2017

【E3視察レポート 第1回】ゲームを通じて世界を感じたE3

こんにちは、デジタル開発本部モデルチームの岡田です。

今回、初めてE3を視察する機会を頂きました!
会場とその周辺の様子や、感じた雰囲気をメインに記事にしてみたいと思います。

出発

空港に集まるE3視察メンバー。E3の視察が初めてなのは私を含めて4人です。
長旅への期待と不安を胸に、今回の目的地であるロサンゼルスへ向けて出発します。

初めての視察で少し不安げな同僚

無事ロサンゼルス国際空港に到着。天気は快晴です!
日差しや空気が乾いているのを感じて、外国に来たんだなと妙な実感がわきます。

ロータリー周辺は車やバスでかなり混雑していました。

街で気になったこと

私はとても植物が好きなので、旅先でいつも気になるのは日本との植生の違いです。
もちろん日本でも見る事のできる植物もありますが、海外では日本に比べて建物や道路の大きさが違います。そのバランスの中で植物がどう配置されているかや、植物自体の大きさで、かなり街全体の雰囲気が変わるのに気付いたのは発見でした。

印象的だったのはジャカランダという樹木です。(帰国してから調べました)
かなり背の高い樹木で、紫の花がとてもきれいです。
街の中心部以外は背の高い建物が比較的少なく、ぬけるような青い空が広がっていました。
それに代わって街中の樹木は幹が太く枝ぶりも立派なものが多く、少し大げさに表現すると、公園の中に街があるような不思議な感覚を覚えました。
郊外へ出ると、遠くにレンガのような赤茶けた土の丘陵地が広がっているのが目にとまります。
そこに葉の硬そうな黒っぽい緑の茂みがぽつぽつと点在しており、土地全体の乾いた印象をなんとなく演出しているように感じられました。
空の青・土の赤茶色・建物の白・植物の緑色とジャラカンダの花の紫色それぞれのコントラストが強く印象に残っています。

ほかにもナッシーのアローラのすがたのような背の高いヤシが街中に沢山植えられていました!

E3会場周辺の様子

今回の開催から初めて一般入場パスが販売されたのですが、用意された1万5千枚全てが売り切れとなっていたらしく、E3への注目度の高さが窺えました。
一般入場者のパスはケースの色が黄色いので、一目でわかります。
開催前日も会場周辺には、一般入場のパスをつけて歩いている人が多く、盛りあがっている空気を感じることができました。

ちなみに、我々の関係者パスはこういうものでした。
ストラップはNintendo Switchと『スーパーマリオ オデッセイ』の意匠です。
帰国後のクリーチャーズ社内には、このストラップに社員証をつけている人が結構います。

イベントを盛り上げる広告

会場周辺は、思っていたよりずっとお祭り感がありました。
とにかく広告のスケールが大きく、何より量が多いです!
コンベンションセンターの壁面のみならず、周辺のビルにも巨大な広告が準備されていて、ゲームの祭典っぽい雰囲気を大きく盛り上げており、それだけで楽しい気持ちになってしまいます。

目に入ったものをいくつか紹介します。

CALL OF DUTY
コンベンションセンターのサウスホールの広告です。言わずとも知れた人気タイトルとあって、近くを通る人がよく写真を撮っていました。

SHADOW of WAR
こちらも話題になったタイトルの続編の広告です。

FARCRY5
このアートは30mくらいの長さがあったと思います!大きすぎてうまく撮影できませんでした……。

BATTLE FRONT2 
このようにビル外壁に描かれる広告の事を、スーパーグラフィックスと言うそうです。ロサンゼルスといえばスーパーグラフィックスというような名物になっています。

FINAL FANTASYⅩⅣ STORMBLOOD
少し遠かったので、始めはFINAL FANTASYの広告だと気がつきませんでした…。ホテルのロゴが少し邪魔に感じますね。

周辺の様子2

こちらは物販のテントです。
中ではTシャツやぬいぐるみを販売しているほか、ゲームをしながらお酒を飲めるブースがあり、いつ通りかかっても入場列が切れておらず大繁盛の様子でした。

『人喰いの大鷲トリコ』のトリコがこちらを見ています……。

コンベンションセンターから少し離れた場所でも格闘ゲームの大会が行われていました。
周辺の飲食店にもE3関係者の人が大勢あふれています!
パスをつけたままカフェで談笑したり、お酒を飲んで盛り上がっていました。

会場内

開催初日は開場の3時間近く前に到着し、待機列のかなり前のほうに並ぶことができたので、来場者の様子をつぶさに観察することができました。
ライブ中継のカメラが最前列を映しに来る度に歓声が上がり、みなさんかなり興奮してきている様子。
周囲の熱気が上がると共に酸素濃度がどんどん薄くなってゆくので並んでいるのは少し大変でした……。

予定より10分ほど早く開場となり、少し早足でホールに入ると、出店関係者の方々がブースの壁際にずらりと並んで待ち構えていて、押し寄せた来場者の様子を各々のスマートフォンで撮影していました! 目当ての試遊台に向かいながらその様子を見て、関係者の方々にとっても気持ちの高まる瞬間だったのだなあ、と少し微笑ましく感じました。

会場は天井が高いせいか開放感があり、ブースから流れてくる音楽も大音量ということはあまりなく、会場全体は思っていたよりも幾分か過ごしやすい空間でした。

簡単なブースの紹介

ウエストホール

そんな中、私たちがまず向かったのはウエストホールの展示です。
巨大な任天堂(赤)とPlayStation(青)のブースが肩を並べていました!

全体は『スーパーマリオ オデッセイ』のテイストで統一されています。
マリオにキャプチャーされたキャラクターのオブジェが沢山並んでいて、近づくと鳴き声や効果音の出る楽しい仕掛けの工夫がされていました。

試遊をすると、作中のキーとなるキャラクター、「キャッピー」が変身したイメージのサンバイザーがもらえました。ブース内では装飾を撮影したり、試遊台の画面を見ながら楽しそうに話をしている人達がたくさん見受けられました。

 

任天堂の向かい側、PlayStationのブースです。

こちらも展示に力が入っており、『スパイダーマン』、『モンスターハンター』をイメージした迫力のあるオブジェが複数飾られていました。任天堂がメインカラーの赤を強調とした元気な印象のブースだったのに対し、PlayStationのブースでは青を基調としており、落ち着いた雰囲気の展示でした。

サウスホール

サウスホールには CAPCOM・Bethesda・SQUARE ENIX・Ubisoftなど、人気メーカーのブースがひしめいており、こちらもたくさんの人でにぎわっていました。 毎回話題になる装飾ですが、今年は控え目な印象です。

会場で気になったこと

2日目、Nintendo Switchの『ARMS』を試遊するための列に並んでいると、通りかかった知らないお兄さんに「新作のマリオはプレイした? どうだった?」と尋ねられ「面白かったよ!」と答えると「だよね!」という感じでハイタッチを求められました。ハイタッチに応じると、上機嫌のお兄さんは自分がゲットした試遊のおまけでもらえるピンバッジを見せてくれました。なんと『スーパーマリオ オデッセイ』のピンバッジを4つもゲットしている猛者でした……。

他にも同僚が近くにいたお姉さんに写真撮影を頼んだら、かわりに「インタビューに答えてくれない?」と持ちかけられて、突然インタビューされてしまったり…。(お姉さんが同僚にマイクを装着するスピードが速かったです)

このように思わぬコミュニケーションが発生したのには驚かされつつも楽しい思い出となりました。

試遊のおまけ

時間の関係であまりゲットできなかったのですが、今回手に入れた試遊のおまけです。

・スーパーマリオオデッセイのサンバイザー」とピンバッジ
・ARMSのピンバッジ
・クラッシュの妹ココちゃんの缶バッジ
※クラッシュバンディクーのクラッシュと写真を撮影したらもらえました。

イベント以外も刺激がたくさん

見るもの・食べるものすべて日本とは違う文化が感じられて、とても刺激になりました。
おもちゃ屋さんやお土産屋さんも少し見てまわったのですが、「カワイイもの」は日本の方が多いかなという印象でした。
そういったテイストの違いはありますが、ポケモン商品を色々なところで見ることができました。ポケモンコンテンツに関わっている身としては、とても感慨深かったです。

最後に

ゲームが好きな人たちやクリエイターが作り出す空間を共有できたことは、今回の旅の中でも私にとって大きな収穫です。
E3だけでなく色々な物を見てインプットしたものを、業務に生かせるようにこれからも努力していこうと思います!

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