SEPTEMBER 22, 2017

ポケモンWCS2017 海外版担当によるWCSレポート

クリーチャーズのポケモンカードゲーム開発本部に所属している森と申します。僕は海外版制作の窓口業務などを担当しています。この記事では、ポケモンWCS2017のイベント内容や会場の様子を中心にレポートいたします。

 

 

出発日

最近入社した僕にとって、今回が初のポケモンWCS参加です。現地でどんなことが起こるのか、海外のスタッフやファンとしっかりコミュニケーションを取れるのかなど、色々なことが頭の中をグルグルと駆け巡り、出発前から緊張……。ロサンゼルスまでは約11時間のフライトです。こんな長時間のフライトも初なので、緊張に拍車がかかります。

水を飲んで気持ちを落ち着けつつ、出発に備えます。

そんな僕の不安をよそに、飛行機は無事にアメリカへ到着しました。日本時間8/17の17時に出発し、ロサンゼルスに到着したのが現地時間8/17 11時頃。なんだか1日得をした気分です。

空港から宿泊するAnaheim Marriottへは、バスで移動しました。到着後、すぐに開会式のリハーサルがあるということで、その視察へと向かいます。

会場に着いて、まず驚いたのが会場の広さです。昨年はふたつの会場に分かれて開催されていましたが、今年はそれがひとつの会場にまとまり、野球場2面分くらいのとても広い会場となっていました。アローラ地方の雰囲気がたっぷり感じられる装飾に彩られた広い会場を見ながら、明日からのポケモンWCS2017が、どんな大会になるのだろうとワクワクしながら視察を終えました。

関係者しかいない静かで広い会場。意外と貴重な光景です。

アローラ地方のような南国感のある装飾も目立ちました。

Day1

いよいよポケモンWCS2017のスタートです。モニターでのカウントダウン後、3日間にわたる世界一をかけた熱い戦いが幕を開けました。まず、今大会の開会式で以下の発表がありました。

・ポッ拳:来年のポッ拳部門は、Nintendo Switchで発売予定の『ポッ拳 DX』で行われることが決定。会場にも『ポッ拳 DX』の試遊台が設置されていました。
・カードゲーム:ポケモンカードゲームにウルトラビーストが「赤いGX」として初登場。
・ゲーム:『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』にジャラランガ専用のZワザが登場。
・『ポケモンGO』:大会期間中、会場周辺でポケモンがいつもより多く発見できました。(ガルーラ、ケンタロスなど)

それぞれが発表されるたびに会場から歓声が上がっていましたが、ジャラランガがZワザでボーマンダとガブリアスを倒す映像が流れると、一際大きな歓声があがっていました。各発表を見た色々な国の参加者が、一緒に喜んだり驚いたりしている姿を見ていると、スタートから会場全体が国境を越えて一つになっている感覚を覚えました。

大盛り上がりの開会式が終わると同時に、いよいよ大会が始まります。スタートの合図がされると、プレイヤーたちが一斉に対戦を開始。みんな緊張した表情をしていましたが、同時に世界大会という大きな舞台で楽しみながら対戦している様子が印象的でした。

Day2

Day1に続き、カードゲームとゲームのプレイヤーたちはDay3出場をかけた、熱い対戦を繰り広げていました。

一方、ポッ拳は一足早くこの日が決勝戦。モニター前には多くの観客たちが集まって、声援を送っていました。ポッ拳の対戦は、どちらが優勢でどちらが劣勢か、攻撃を繰り出した、防御したなど、観戦している人にも状況が分かりやすいので、ポケモンがアクションを起こすたびに歓声があがっていました。

海外ユーザー、オーガナイザーとの交流

海外版を担当する者として、今回のポケモンWCSではひとつの目標がありました。それは海外のポケモンカードゲームプレイヤーと直接交流をすることです。その目標を達成しようと、会場にいたシェイン君(18歳)に話しかけたところ、カードの対戦をしてもらえることになりました!

シェイン君は、今大会でサーナイトGXのデッキが多く出てくることを予想してデッキを組んだとのこと。サーナイトGXデッキを使っていた僕は完全に彼の戦略にハマり、完敗してしまいました……。
デッキ構成について詳しく聞いてみると、細かい構成や立ち回りについてとても深く考えてデッキを組んでいたので、驚きました。海外プレイヤーがここまで夢中になってポケモンカードゲームを遊んでくれていることを知り、海外版担当として非常に嬉しく、同時に身の引き締まる想いでした。

なかなか話す機会のない海外ユーザーということで、他にも色々と話を聞かせてもらいました。

森:ポケモンカードゲームはいつから始めたの? ビデオゲームはやってる?
シ:2年前から。ビデオゲームは4歳のころからやってるよ!
森:他に遊んでるTCGはある?
シ:日本のものだと、遊戯王、ヴァンガード、バディファイトかな。
森:ポケモンカードゲームのどこが好き?
シ:ポケモンカードゲームは対戦相手との関わり合いが楽しい。それと、珍しくて強いカードをたくさん集めて強くなるTCGも楽しいけど、ポケカはそれだけじゃない。手軽にカードを集めやすいし、手持ちのカードをやりくりしたデッキを使っていても、対戦相手とのマインドゲームで上まで勝ち進むことができるのが魅力だね。

なるほど……。プレイヤー視点のご意見、とても勉強になります。
その後も話をしていると、彼はポケットモンスターシリーズ以外でも日本のゲームが好きだということもわかりました。僕も大好きなゲームシリーズの古くからのファンということで大いに盛り上がりました。推しキャラを最後に発表しようという流れになり同時に言うも、お互い異なるキャラを言う結果に……。少し寂しそうな顔をさせてしまいました。(笑)

シェイン君は気さくで良い子でした。

Day3

Day3ではカードゲームとゲームの各カテゴリーの決勝が行われました。決勝ともなると会場のボルテージはマックス。

熱戦の末、カードゲームではノルウェー、アメリカ、アルゼンチンのプレイヤーが優勝。日本人はジュニアとマスターの各カテゴリーで決勝に進みましたが、惜しくも2位となっていました。一方、ゲームのジュニアとシニアのカテゴリーではそれぞれオーストラリアと韓国の選手が優勝の栄冠を手にし、マスターカテゴリーでは見事に日本の選手が優勝! Day2に決勝が行われていたポッ拳の優勝者に続き、今大会2人目の日本人チャンピオンとなっていました。

その後に行われた閉会式では、ゲームとカードゲームの入賞者が表彰され、入賞選手がトロフィーを持ち上げると、どこの国の選手かは関係なく、会場の全員が拍手と歓声で祝福していました。会場全体が国境、言語を越えて喜び合う様子は、世界大会ならではの光景で、とても貴重な体験になりました。

試合以外でも楽しめるポケモンWCS

会場でしか手に入らないグッズがたくさん

まずは大会参加者がもらうことができるウェルカムキットです。プレイマットやスリーブ、デッキケースをはじめ、ポケモンWCSをイメージしてデザインされたノベルティグッズなどがたくさん入っていました。スゴイお得感です。

ポケモンカードゲームゲームトレーナーズウェブサイト『参加者に贈られるウェルカムキットの中身を紹介♪』

また、会場には特設のポケモンセンターがあり、ポケモンWCS2017のグッズも売られていました。やはり目を引くのは毎回販売されている会場限定のピカチュウです。こちらは社内のピカチュウマニアに絶対買ってきてと頼まれていたので、すぐさま購入。その後自分も欲しくなってしまい、もうひとつ買ってしまいました。その他にも会場限定のデッキケース、ネックストラップなど様々な商品がありました。

コスプレを楽しむファンの人たち

会場でコスプレをしているファンを多く見かけました。一緒に写真を撮影しようとお願いしたところ、快く撮影に応じてもらうことができて本当に嬉しかったです。

海外でも『ポケモンGO』が大人気

今回は『ポケモンGO』リリース後、初となるポケモンWCSへの参加だったのですが、日本同様に多くの人がプレイしており、海外でもその人気の高さがうかがえました。大会期間中、ロサンゼルスでは普段姿を見ることのできないガルーラ(オーストラリアにのみ出現)や、ルギア、ファイヤー、サンダーなどの伝説のポケモンの出現もあり、昼夜問わずとても盛り上がっていました。
ちなみに僕も無事ガルーラをゲットしました!

今回が初めてのポケモンWCS参加となりましたが、世界大会の規模感と44カ国から集まったプレイヤーがポケモンを通じて楽しみ、対戦、熱狂する姿にとても感動しました。
実際に海外プレイヤーが、自分も携わっている海外版のカードで楽しそうに遊んでいる様子も見ることができて、仕事のモチベーションがとても上がりました。海外版担当として今回の経験を業務に活かしていきたいと思います!

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